カラフル

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どうだったかと訊かれたら「良い話だったよ」と答えられるストーリーであったことは記した上で,

記憶を失い,ある意味「解放」されて現世へやってきた主人公は,彼らが言うほどには「試練」とやらを受けていないような気がするのだがはてさて.そんなこと言うならむしろお母さんの方がよっぽど可哀想だったぞと.(あまりにも扱いがひどいので,途中,**をこぼしたあたりでこれで彼女が死んじゃってようやく主人公の転換が訪れるのだなーなどと,俺様ストーリーを創って独りで勝手に泣いていたのはここだけの話.)

作品の主張は結局,演説で丁寧に説明してくれるし,こんな役割与えるぐらいなら最初からガイドなんていらんかったんや!

ところで,自分が過去の記憶を失ったとして,その最初の自分の振る舞いは果たして常識的なものになるのだろうか,という点は考えてみる余地がある.