海街diary (9/完) / 行ってくる

最終巻。この(作中での3年と、現実の)12年を振り返って、出会いも別れも成長も変化もいろいろあったよねぇと思ってしんみり・・・しそうになったけど違った! 自分自身はなーんにも変わってなかった! (傍観者でしかない私には、彼女らに)同情する権利なんてなかった!

それはそれとして、結局、姉妹にとって、結婚(の相手)を示唆することが物語の区切り(終わり)になっちゃうというのは、ちょっと残念というか、そういう価値観と闘いたかったんじゃないのかという裏切られた感(大げさ)が無くもない。(これはただの個人的な僻みかもしれない。)

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あと、ふと思い出したけど、映画版でさ、すずが自転車で桜の下をくぐるシーンで花片が額に引っ掛かるじゃない? あれ、実際にそう映ったものか、CGで作られた風だったか、誰か覚えてないだろうか? もしあれが偶然に撮れたものだったら、神業すぎると思って。