王とサーカス

王とサーカス

王とサーカス

米澤氏作品の、主人公に対する厳しさ、冷酷さは、もちろん意図的にそういう作品を書こうとしてのことだと思うが、フェアだと思って尊敬している。それは読者である私に対しても、躊躇も遠慮も同情もなく、問い詰める。

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答えは、具体的な行動で示す方法以外には許されてはいないのだ。(単なる感想を述べるようなことではなく。)

赤いオーロラの街で

赤いオーロラの街で (ハヤカワ文庫JA)

赤いオーロラの街で (ハヤカワ文庫JA)

こういう、現代の(SFではなく実在の)テクノロジーをベースにした小説は個人的に好きだしもっと増えて欲しいと思っている。例えば藤井大洋氏とか。

本作については、ただし物語としては、淡々と双六の駒を進めるようで主人公の動機付けがもう一押し欲しく感じた。(物語中での振る舞いとしてはもちろん主役的な動機があり行動しているのだが、メタ的な観点から物語の主題に踏み込むには、弱いかもしれない。)

ウソ? ホント? トリックを見やぶれ (2) / よく聞いて! お話のトリック ごまかし・ミステリー

お子様(小学校高学年ぐらい?)向けに丁寧にまとめられているけれど、その、このような形でネタバレを与えて良いのかどうかは本人の意向を尊重していただきたく。

二つの「この世界の片隅に」 / マンガ、アニメーションの声と動作

ねぇ、ちょっと、これ、原作マンガと劇場アニメの両者について丁寧な論考をされているので、ぜひぜひぜひぜひ読んでみてほしいんだけど。

見落としていた描写の意味、演出意図に気付かされ、そしてそのシーンを思い出して、通勤電車の中でハンカチを取り出す(T^T

この涙は、悲しみでもなく、憐れみでもなく、(私自身の)悔しさだ。

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元はWeb連載 >> https://magazine.manba.co.jp/author/hiromichi-hosoma/

戦争中の暮しの記録 (保存版)

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