響け!ユーフォニアム : 立華高校マーチングバンドへようこそ (後)


「悔しくなりたい。」それが自分(私)の願いなんだとずっと思っていたのだけれど、違った。「悔しくなれるように自身のことを決断できるようになりたい。」というのが正しかった。

* * *

さすがにね、周囲の人物が揃いも揃ってみんな、本作のように自分の感情をきちんと言語化できて相手に伝えられるような、デキた人物ばかりだというのは非現実的で夢物語だと思うけど、でも、これはフィクションなんだから、現実には難しいからこその、こんな生き方をしたいという理想や、願望や、期待の対象になる描き方をされていることが、それがいいんだ、それが必要なんだ。